仕事と介護~介護離職しないために~

公開日: : お知らせ, コラム

 ① 厚生労働省の取り組み

 高齢者人口の増加と共に、介護保険制度上の要支援・要介護認定者数は増加の傾向にあり、今後は段階の世代が70歳代に突入し、ますます増加すると見込まれている。

介護する側は特に働き世代で、管理職として責任の重い役職に従事している方も少なくない。しかし、介護は育児とは違い、突発的に問題が発生することも多く、またどれぐらいの年数がかかるのかが全く分からず、長期化するケースも多くある。

平成24年総務省就業構造基本調査によると平成19年10月~平成24年9月までに家族の介護・看護のために前職を離転職した人は総計で439,300人、そのうち女性が353,800人、年齢階層別内訳では40~59歳が222,500人と全体の50.7%を占めている。

管理職や働き盛りの離職は会社にとっても損失となるため、仕事と介護を両立できるよう、厚生労働省でも介護休業制度等の政策の整備や介護する側と企業の両方に対して支援状況を把握し、介護休業制度等を取得できるよう、対策を打ち出している。

仕事をしながら介護をしている方が利用できるのは主に下記の制度である。

○介護休業制度

○介護休暇制度

○介護のための勤務時間の短縮等の措置○その他の制度(時間外労働を制限する制度/深夜残業を制限する制度)

30人以上の従業員がいる事業所での整備状況は平成17年度は55.6%であったのに対し、平成24年度は89.5%と大きく伸びている。5人以上の従業員がいる事業所で55.6%だったものが65.6%に伸びている。しかし、平成24年度の介護休業取得者の割合は、3.2%、介護休暇取得割合は2.3%と、侵透しているとは言えない状況がうかがえる。

 しかし、このような制度があることは知っておいた方がいい。実際に取得できなくても、いざとなったら使える制度があるということを知っていることで、何かの支えになることもあるのではないだろうか。

 働きながらの介護はとても大変である。しかし、介護には計測的な経済的負担。そして介護が終了した後にも介護する人の人生は続いていくのである。とても大変なこととわかっているが、‘辞めない覚悟’を決めることも介護を続けるコツの一つといえると思う。bba00438dd7a3f5054c1d78da908ba5d_s

関連記事

8be5b584236f1c1943296befa2702767_m

高齢者と悪質商法

 なくならない詐欺・犯罪・悪質商法等に高齢者が巻き込まれる被害に関するニュース  

記事を読む

no image

ニュースより『三流の患者』?

気になる記事を見つけたのでご紹介します。お医者様が書かれた本のご紹介。最良の医療にたどり着ける、それ

記事を読む

1096d4e99c2b7be9b4a26226fe80ba73_m

SOSが出せない!

私自身、福祉関係の職場にいたが、SOSは出さなかった。 正確に言うと出せなかった。 &nbs

記事を読む

112406

筋肉量が大事!

 2015年2月24日火曜日の朝日新聞の記事に、【筋肉量少ないと死亡率2倍】の記事が出ていた。

記事を読む

aabf48c43bba7f2f26ee00634f90218d_s

ヘルパーさんは『肉じゃが』が好き!?

 肉じゃが、好きですか?と聞かれればたいていの方が『はい』と答えるのではないでしょうか?私

記事を読む

水引

112歳!!

   存命中の男性で世界最高齢ということで、名古屋に住む112歳の男性がギネスに認定

記事を読む

プリント

暑さ対策していますか?

暑さ対策していますか?   連日、酷暑・熱暑・猛暑と暑さの話題が続いています。

記事を読む

防災

備蓄について

  9月1日といえば防災の日。 あいにくの天気だが、各地で様々な防災訓練等が行われ

記事を読む

b983c7bebb04272c1a160bf596e9e782_m

2015年の夏に思うこと

 小学校中学年の頃、自分の住んでいる地域の歴史について、誰かにインタビューをするようにという宿題

記事を読む

177709

救急救命法講座を受講しました!

 救急救命法の講座を受けたことがありますか? 運転免許証の講習の時に受講したことがある、仕事柄

記事を読む

お問い合わせ
PAGE TOP ↑