骨のお話

公開日: : お知らせ, コラム

7a2f675a4555886f76d0d3b226be59b5_s 父を荼毘にふしたとき、判明したことがある。斎場の係の人がビックリするくらい、父の骨は丈夫でしっかりしていたのだ。

 父は晩年よく転んでいた。2,3度は頭を打ち、大騒ぎをし、病院でレントゲンやらCTやらと検査をし、周り大騒ぎなのに、当の本人はケロリとしている。高齢者は数か月後に異変が出ることがあるので、注意するように医者に言われたが、結果的には不思議なくらいなんでもなかった。

 そのほかの転倒は、転んだというより、ベッドから立ち上がろうとしてずり落ちたり、お風呂場で滑ったらしい。らしいというのは大抵転んでから、「おーい」と呼ばれて、行ってみると足を投げ出し、手すりなどにつかまりながら、「立てないんだ!」と何かに腹を立てているという状況に出くわすので、まったくといっていいほど、転んだところを見ていないのである。これがまた、音もしないので、ほとんど気が付かないのだ。ずいぶんと器用な転び方であったようだ。

 数日たつと転んだところにできた痣は数週間かけて下へ下へと、下がっていくのだが、見るからに濃い紫色というかほとんど黒に近い色をしていて痛そうなのだが、そこは痛くないらしい。そして、どうしてそこ?というような場所を痛がる。湿布薬を貼ってみたり、マッサージをしてもらったり、何をしてもあまり効果はないらしい。原因もわからないので、とりあえず様子を見てみて。と、話はそこで終わり。本人は気に入らないらしいが、どうしようもできない。

 骨折という点に関してありがたいことに骨がとっても丈夫だったことはよかったことである。しかし、お通夜の夜、問題勃発したのである!

「お墓に骨壺が入らない!」と、判明したのだ。 我が家のお墓は昭和の初めに建てられたもの。骨壺を入れる入り口が現在のお墓より狭いらしい。お通夜から帰ったお坊さんがハタと気づき、夜のお墓で我が家のお墓の骨壺を入れるところのサイズを確認し、連絡をくれた。するとやはり、今のスタンダードサイズの骨壺だとお墓に納められないのである。そこで急遽、骨壺を小さいものに変更してもらった。

 家族の中では、たくさんの薬を飲んでいるし、年齢的なこともあるし、父の骨はもろくなっていて、あまり残らないと思い込んでいたのだ。だから小さいものに変えても大丈夫!と自信満々だったのだ。思い込みによってだけど。

ところが、私たち家族の思い込みが仇をなした。 なんと、今度は骨壺に骨が収まりきらなかったのだ。係の方が申し訳なさそうに「せっかくたくさんきれいに骨が残ったのですが、少し砕いてもよろしいでしょうか?」と聞いてくださり、もちろん、骨壺に収まらないは困るので了承。思い込みはよくない、と反省した。

 お坊さんの機転のおかげで、おかげさまで、無事に父をお墓におさめることができた!

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