介護、その後 ~いつか来るその日のために~①

公開日: : 最終更新日:2014/12/25 お知らせ, コラム

 ①年賀状のすすめ

 年賀状の利用を増やす回し者ではないのであしからず。dd6fc982494c9d6227ad8b83d83f488a_s

 師走になると急に年の瀬を感じる。毎年のこと。

 そして、我が家の同じ会話。父が倒れて以来の。

 「年賀状かな?」

季節の変わり目と冬は父が体調を崩し病院にお世話になることが多かった。

年賀状を作成して出せるのか?と危惧しなければならない状況になるので、年賀状に取り掛かるのは毎年、暮れが差し迫ってからのこととなる。

 こちらの心配をよそに、一番張り切っていたのは自分では何もしない、具合が悪かったり、入院中だったりした父であった。パソコンの操作ができないのに、「データを入力しておけば管理は簡単だ!」とか、イラスト集を隅から隅まで念入りに見て、「このイラストで字はこちらのを大きさを変えて使う」だの「このイラストのこの部分だけを使いたい」だの面倒なことを言い出す。そして毎年、枚数を少なめにするといいながら、いざ印刷をする段になると、「やっぱりあの方にも、この方も出したい。」と数を次から次へと増やし、大幅に枚数を追加していた。

 しかし、されど年賀状。一年に一度、お世話になった皆様のご様子と何より、住所を整理するのにとても助かる。そして葬儀の準備の時にも。

父の年齢になると、親交のある方々も鬼籍に入っておられる方も多く、葬儀も身内のみで済ませるつもりであったが、そうはいかないところも多々出てくる。

この方にはどうしても知らせたい。とか、個人的なお付き合いのため、かつての学校や職場等の誰からも連絡できない方等、付き合いの形は様々である。

 父の世代になるとメールよりもやはり、手紙や電話の活用が主である。

「○○さんには知らせた方がいいけど、連絡先がわからない。」とか、父が書き留めていた住所録にある電話番号が、現在は使われていない方もいた。そこで父の部屋から古い年賀状を探しだし、住所から電話を調べたり、はがきでお知らせさせていただいた方もいる。

 最近ではプライバシーの保護から様々な集まりでも名簿を作成しないことも多いし、SNS等様々な方法でつながっている方も多い。しかしやはり、手元に残るものが役立つ。

 1年に1度、お世話になった方や友人を思い出すのも楽しいことだ。そして普段は面倒なのでやりたくはないが、住所等をまとめることも重要である。

嫌々パソコンに入力し、管理していた父関連の住所の一覧が、時間のない葬儀の準備に役に立った。だからこそ、もう少し年賀状でわかる情報を入力しておけばよかったと、後悔…、遅いけれど。

できれば年賀状の整理をする際、どのような関係なのか、自分が亡くなったときに連絡を入れるべきなのかを整理しておいてもらえると大変助かる。

縁起でもないことと、怒られるかもしれないが、付き合いの程は本人同士のみぞ知ることであるからだ。

 

関連記事

no image

エポック10 フェスタ2016に参加させていただきました!

豊島区男女平等推進センター(エポッ10)にいておいて開催されたエポック10フェスタ2016に女性未来

記事を読む

介護のほんねに寄稿しました!

ウェブマガジン【doppo】に書かせていただいていたアラフォー女性への親の介護についての記事を書

記事を読む

≪介護保険を申請する≫認定調査の心得

面接調査は要介護認定に直接つながる。状況をきちんと伝えることが大切。   &n

記事を読む

秋祭りに思うこと

 秋の気配を感じ始めたこの頃、お彼岸に向けてお祭りの準備をしている商店街や神社を見かけ、初めて訪

記事を読む

介護、その後~いつか来るその日のために~③

葬儀は誰のために行うのか?  葬儀は家族のみで行う。と何時の頃からか決めていた。  我が家の

記事を読む

【期間限定】募集のお知らせ~自分のキャリアと親の介護を両立するためのマイライフマネジメントセッション~

POLE・STAR設立2周年記念! 【期間限定】募集期間:6月12日~6月20日   ~自分

記事を読む

ホームページ開設いたしました。

昨年の6月10日、POLE・STAR株式会社を立ち上げ、 1年後の今年6月10日ホームページを開

記事を読む

ケアする人にもケアを!  

  このたびの台風の影響で被害にあわれた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。 &

記事を読む

体育の日

 体育の日に毎年恒例で文部科学省により体力測定の結果が発表される。 それによると6歳から19歳

記事を読む

仕事と介護~介護離職しないために~③

 しかっかり元気なうちに方針を決める   サスペンスによくある、とてもいい家族に見えて実は…。

記事を読む

お問い合わせ
PAGE TOP ↑