介護、その後~いつか来るその日のために~③

公開日: : お知らせ, コラム

葬儀は誰のために行うのか?

 葬儀は家族のみで行う。と何時の頃からか決めていた。

 我が家の場合、父が倒れて10年

なんだかいつも危ない状況なので、最初の頃は入院のたびに親しい方にお知らせもしたが、数年を過ぎると父のご友人方にも頻度が増すとそのたびに連絡するのも申し訳ない。そして入院も日常の一部となってきており、お知らせもしなくなっていった。8c9583917b8001cac1ecf3971312c71c_s

 家族の中では父が亡くなった時には家族のみで葬儀を済ませ、適当な時期にお知らせをすることにしようと決めていた。これは父の年齢も含め父の友人やお知り合いの方の参列も大変だし、家族の関係者にもどこまで連絡をすべきか、迷うところでもあったからだ。

 ところがいざ、その時になってみて、それでも必要最小限のところにはお知らせをする方がいいとさせていただいたところ、思っている以上に皆様のご参列をいただいた。そして、かえってこのことでお手数、ご迷惑をかけてしまった。

 家族共々東京生まれの東京育ち。「家族で葬儀をします。お香典等お気遣いないように」と案内をいただけば素直にその通りにさせていただいていた。

 しかし、いざ我が家のことで同じことをお願いすると、皆様とっても律儀に後日にお香典やお線香等をお送りいただいたのだ。そして後からの連絡で父の訃報を知った方々の中には遠路はるばる自宅にお越しくださった方も少なくない。

 これには後から体験してみて大反省。経験してみないとわからない!

 人間とは本当に社会とつながった存在だと改めて思った。

そして葬儀は故人の為であると考えていたが、これには違う考えもあるという事もわかった。

亡くなった方の年齢、性別、職業にもよるが、葬式とはお別れの儀式でもあり、社会的な儀式でもある。特に故人の友人とお世話になった方、後輩などのお世話した方、お世話になったと思ってくださる方々は家族とは違う思いがあるようだ。

 いろいろな考えがあると思うが、故人がこの世から旅立つ儀式であり、残されたものがその人に別れを告げる儀式でもある。どんなお別れをしたいのか、故人も残される者もそれぞれに考え方があるという事だ。

 仕事をしていたり、遠方での葬儀の場合は、特に知っている範囲でお知らせはした方がいいようである。参列するかしないかはそれぞれの方が判断をする。そうでないと「後日伺わせていただきたい」とか時期を考慮してくださりお花・お香典・お線香をいただくなど、数か月は葬儀に関することが終わらなくなる場合もあるからだ。

 

 

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