最善の方法は?

公開日: : お知らせ, コラム

 最寄駅から自宅に向かって歩いていたとき、高齢の女性とそれを支える若い女性とすれ違った。スーパーやコンビニで買い物をしたと思われる袋をいくつも持ちながら、高齢の女性を若い女性が必死に支えていた。

後ろにのけぞり、今にも倒れそうな様子にハラハラして声をかけてみると、若い女性はコンビニのアルバイト、高齢の女性はお客様とのこと。

高齢の女性は隣の駅にある喫茶店にお茶を飲みに行き、スーパーとコンビニで買い物をするのが日課だそうなのだが、帰宅途中で腰の調子を悪くしてしまったと話している。両手に数個の買い物袋をさげ、足も動かない状態の高齢の女性を一人で自宅まで送るのはあまりに困難そうなので、自宅まで一緒に送ることにした。しかし、高齢の女性は足を踏み出すのもやっと、後ろに倒れそうにもなる。意識はしっかりしているが、腰だけではなく、脳の病気等が原因のようにも見受けられる。あくまで素人判断なのだが。

数メートルを進むのに10分以上かかっているとのこと。

近隣に区の施設があって、車いすを貸してもらえるかもとも考えたが、取りに行って戻ってくるのに10分近くかかりそうで、状況的にも難しそうである。そして、あいにく17時半を過ぎていたので、開館しているのかわからない。

脚に力が入っていないようなので、病気を疑い救急車を呼ぶことを提案するが、本人はそこまでひどくない、家が近くなので帰りたいと話す。無理強いもできないので、歩こうとするが、足をするようにして支えがないと歩けない。家まで歩いて数分だというが、とても歩けるような状況ではない。

自宅に誰かいるのかと訊ねると、子供さんがいるが仕事で帰宅も遅いとのこと。介護保険の申請も、サービスも使っていないので、ケアマネ等もいない。

本人が自宅の住所を言えたので、了解を取りタクシーを呼んで、コンビニのアルバイトの女性と自宅まで送っていった。普通に歩ければ5分もあればつけるところだが、もし歩いていたら、1時間近くかかっていたと思う。

この方はしっかり受け答えをしていただいたので、対応できたのだが、ちょっと様子がおかしい、体調が悪そうに見える等の方にどのように声をかけるべきか、本当に援助が必要なのか見極めるなど、どのような対応を取るべきか改めて考えさせられた。

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