~無理はすれど…、無理しすぎず~
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無理をしないで…
『無理しないで。』
介護をしているときよく言われるし、私もついかけてしまう言葉です。
とはいえ、どこまでが無理で、どこまでが無理しすぎなのかはよくわからないのですが。
それでも、『無理しすぎない』というのは介護を続ける大事な心構えの一つです。
介護の終わりはわからない
仕事もして、介護もして、その他のこともとなると、時間も体力も、心の余裕もなくなっています。
それが続けば、なにかのバランスが崩れてしまうことも。
特に介護はいつまで続くかわからないし、相手がいることでもあります。
特に老いていく親等の介護となると、喜びを見つけることは難しく、死や老いへの恐怖・不安・怒り等、負の感情がわき上がってきます。
かといって、今までの生活になかったことが、起こってきます。
病気が判り、それに伴う治療の方針を決め、難しくなった普通の生活を補うために何をするべきか、考え、対応したり。
モグラたたきのように起こっては対処して、対処しては次の問題が起こったり、すぐにカスタマイズが必要なったりします。
とりあえず、対処し、振り回されて自分のことは後回し、なんてこともしょっちゅうです。
気持ちだけで空回りも
知らないこと、手のかかることも多くあります。それでもしてあげたい、しなければならないという気持ちもあると思いもあるのです。
だからこそ、時々は少し距離を置きながら、冷静に考えられる時間や心の余裕を持つようにしたいのです。
介護、仕事、その他の事、そして自分の人生を踏まえながら、どのようにしていくのか行けるのか、しなければならないのか等を立ち止まって考えてられるようにした方がいいのです。
時間・お金・自分の仕事・将来のことを考えながら、介護においての、しなければならないこと、したくてもできないこと、できること、できないこと、譲れないこと、妥協しなくてはならないこと、人を頼むのであれば、どんなふうにどんなことをどこまで頼むのかを考えることが必要となります。
自分を大切に
無理しすぎている自分がいたら、何もかもを我慢するのではなく、介護する側、される側の気持ちや物理的な距離を近づけてみたり・離れてみたり、客観的に見てみたり、振り返ってみたり、相談してみたり、自分のためだけに時間を使ってみる等、自分を中心に考えてみることで、無理をしている、頑張りすぎている自分を自覚しましょう。
自覚するだけで考え方に変化をつけられたり、ちょっと息を吐けたりすると、体に新鮮な空気をとりこめた気になります。
そうすると、自分のことだけでなく、周りを見渡せる余裕もできます。
その余裕が自分にも介護が必要な人にもちょっと気を抜ける時間になるのです。
介護生活、無理をしないではできないと重々承知していますが、それでも無理のし過ぎはできるだけしないこと。
働きながら終わりの見えない介護を続けるコツの一つです。
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